説明
EE-Sim®を使って設計とシミュレーションを行う:
±15kV ESD保護レベルトランスレータのMAX3372E~MAX3379EおよびMAX3390E~MAX3393Eは、複数電圧システムのデータ転送に必要なレベルシフトを行います。外部から印加される電圧V
CCとV
Lが、デバイスの片側のロジックレベルを設定します。デバイスV
L側の低電圧ロジック信号は、デバイスのV
CC側に高電圧ロジック信号として現れ、デバイスのV
CC側高電圧ロジック信号は、デバイスのV
L側に低電圧ロジック信号として現れます。片方向レベルトランスレータMAX3374E/MAX3375E/MAX3376E/MAX3379EおよびMAX3390E~MAX3393Eは、任意の単一データライン上で一方向(V
L → V
CC、またはV
CC → V
L)にデータをレベルシフトします。双方向レベルトランスレータMAX3372E/MAX3373EおよびMAX3377E/MAX3378Eは、トランスミッションゲートベースの設計(フルデータシートの「Figure 2 (図2)」)を利用して、任意の単一データライン上でいずれの方向にも(V
L ⇔ V
CC)データ変換可能です。MAX3372E~MAX3379EおよびMAX3390E~MAX3393Eは、+1.2V~+5.5VのV
Lおよび+1.65V~+5.5VのV
CCを受け入れるので、低電圧ASIC/PLDシステムと高電圧システム間のデータ転送に最適です。
MAX3372E~MAX3379E、MAX3390E~MAX3393Eファミリのすべてのデバイスは、消費電流が1µA以下に減少する3ステート出力モード、短絡過熱保護、信号が外部を経由するアプリケーションの保護に重要なV
CC側の±15kV ESD保護を備えています。MAX3372E/MAX3377Eは、230kbpsの保証データレートで動作します。すべての230kbpsのデバイスでは、スルーレート制限がEMIを低下させます。MAX3373E~MAX3376E/MAX3378E/MAX3379EおよびMAX3390E~MAX3393Eは、規定の全動作電圧範囲対して8Mbpsの保証データレートで動作します。特定電圧範囲では、さらに高いデータレートが実現されます。(フルデータシートの「Timing Characteristics (タイミング特性)」参照)
MAX3372E~MAX3376Eは、デュアルレベルシフタで、3 x 3 UCSP
™、8ピンTDFN、および8ピンSOT23パッケージで提供されます。MAX3377E/MAX3378E/MAX3379EおよびMAX3390E~MAX3393Eは、クワッドレベルシフタで、3 x 4 UCSP、14ピンTDFN、および14ピンTSSOPパッケージで提供されます。