バッテリ認証

交換可能バッテリを含む最終製品が、新しいバッテリまたは交換用バッテリを装着するために認証方式を必要とするのには、多数の理由があります。1つの理由は安全性で、リチウムイオンバッテリ技術を使用する製品では特に重要です。しかし、その他にも評判の保護、偽造防止、利益の保護などの正当な理由があります。

従来のバッテリ交換では、形状による認証を使用していました。つまり、バッテリのケースおよびコネクタが、アプリケーションに合わせてモールドされていました。しかし、このタイプの認証は、サードパーティが正確な物理的複製を製造することができる場合、容易に破られてしまいます。

バッテリ認証に対する電子的ソリューションは、交換用バッテリが既知の供給元からのものであることを確保するためのより高レベルの安全策として、電子的なチャレンジ&レスポンスメカニズムによる保護を提供します。

バッテリ認証

バッテリ認証では、システムにバッテリの充電および/またはバッテリによる動作を許可する前にバッテリの認証を行うための手法を工夫する必要があります。充電の場合、バッテリを充電するために外部電力が供給されたときに実行される認証ルーチンによって実現することができます。あるいは、システムがバッテリ給電モードで操作された場合、認証プロセスの間はバッテリからの給電を受け入れて、認証が不合格の場合はバッテリからの給電を拒否します。

認証の選択肢

利用可能な電子認証には多数の形式があります。単純な変化しないビットストリームのチャレンジとそれに対応する単純なビットストリームのレスポンスのような簡素な方式は、実装が容易ですが、認証を破るのも非常に容易です。よりセキュアな認証手法を使用することによって、認証を破るのが大幅に困難になり、あるいはコスト的に不可能となります。

マキシムのソリューション

マキシムのDeepCover®セキュア認証用ICは、最も厳しいセキュリティを必要とするアプリケーション向けに設計されました。それらのアプリケーションでは、評判の保護、財産の保護、または利益の保護が最重要となります。

マキシムのDeepCoverセキュア認証用ICは、標準規格に基づくアルゴリズムを使用して強力ながらも低コストな暗号セキュリティを提供し、設計を簡素化するための全機能を備えています。

セキュアアルゴリズムを使ったバッテリ認証のブロック図

種類 ID PDF タイトル
アプリケーションノート 5779 Introduction to SHA-256 Master/Slave Authentication
アプリケーションノート 4623 Smart Cable Aids Quality Control and Authentication
アプリケーションノート 3675 セキュア認証によるR&D投資の保護

DS28E15
DeepCoverセキュア認証用IC、1-Wire SHA-256および512ビットユーザーEEPROM内蔵

  • SHA-256に基づく対称鍵ベースの双方向セキュア認証モデル
  • 高ビット数、ユーザー設定可能なシークレット、および入力チャレンジを使用した強力な認証
  • 256ビット x 2ページに分割された512ビットのユーザーEEPROM