製品の詳細
MAX2112は、ブロードバンドI/Qダウンコンバータを使って、LNB (低ノイズブロック)からの衛星信号をベースバンドにダイレクト変換します。動作周波数範囲は925MHz~2175MHzです。
このデバイスは、LNAおよびRF可変利得アンプ、I/Qダウンコンバージョンミキサ、およびプログラマブルなカットオフ周波数制御とディジタル制御されたベースバンド可変利得アンプを備えたベースバンドローパスフィルタを内蔵しています。また、RFとベースバンド可変利得アンプによって、80dBを超える利得制御範囲を提供します。このICは、ほとんどすべてのDVB-S2復調器に対応しています。
MAX2112は、完全なフラクショナルN周波数シンセサイザのほかに、完全モノリシックVCOも内蔵しています。また、内蔵水晶発振器をバッファ出力付きで提供し、別のチューナと復調器を駆動することができます。シンセサイザのプログラミングとデバイス設定は、2線式シリアルインタフェースを通じて行います。このICは、VCOの自動選択(VAS)機能を備えており、適切なVCOが自動的に選択されます。マルチチューナアプリケーションでは、このデバイスは2つの2線式インタフェースアドレスのいずれかに設定することができます。リファレンス発振器、ディジタルインタフェース、およびバッファ回路をアクティブ状態に維持したままで、信号経路がシャットダウンされると即座に低電力スタンバイモードが利用可能になるため、シングルおよびマルチチューナアプリケーションで省電力を実現することができます。
MAX2112は、現在利用可能なDBSチューナの中で最も高性能なデバイスです。低ノイズ指数のため外付けのLNAが不要です。わずかの受動部品数だけで、完全なDVB-S2対応のRFフロントエンドソリューションを形成することができます。このチューナは、超小型28ピンTQFNパッケージで提供されます。
主な機能
- 周波数範囲:925MHz~2175MHz
- モノリシックVCO
- 低位相ノイズ:-97dBc/Hz (10kHz時)
- 較正が不要
- 広ダイナミックレンジ:-75dBm~0dBm
- 内蔵の可変BW LPフィルタ:4MHz~40MHz
- 単一電源:+3.3V ±5%
- 低電力スタンバイモード
- マルチチューナアプリケーション用アドレスピン
- 差動I/Qインタフェース
- I²C対応2線式シリアルインタフェース
- 超小型28ピンTQFNパッケージ
アプリケーション/用途
- DirecTVおよびDish Network DBS
- DVB-S2
- VSAT
Applications | DVB-S2 |
Input Frequency (MHz) | 925 to 2175 |
IF Output Frequency (MHz) | 40 |
Ref. Clock Freq. (MHz) | 12 to 30 |
Noise Figure (dB) (typ) | 8 |
VSUPPLY (V) | 3.13 to 3.47 |
ISUPPLY (mA) | 100 |
Footprint (mm x mm) | 5.0 x 5.0 |
Oper. Temp. (°C) | -40 to +85 0 to +70 |
Package/Pins | TQFN/28 |
Budgetary Price (See Notes) | $4.64 @1k |
技術資料
データシート | DVB-S2アプリケーション用、全機能内蔵、ダイレクトコンバージョンチューナ | Sep 20, 2010 | |
アプリケーションノート | Tuner Configuration for Faster Lock Time | ||
チュートリアル | RFおよびミックスドシグナルPCBレイアウトの一般的ガイドライン |
以下タイトルをクリックして詳細をご覧ください。
説明
MAX2112の評価キット(EVキット)は、ダイレクトコンバージョンチューナICの試験と評価を容易にします。この評価キットは完全実装および出荷時試験済みです。このEVキットは、入出力に50Ωの標準的なSMAおよびBNCコネクタが搭載されているため、テストベンチで迅速かつ容易に評価することができます。
フルデータシートでは、デバイスを評価するのに必要な機器リスト、機能検証用のわかりやすい試験手順、EVキット回路の説明、回路図、キットの部品表、およびPCBの各層ごとのアートワークが記載されています。
特長
- MAX2112の評価が容易
- 50Ω RF入力SMAコネクタ
- 50Ωベースバンド出力BNCコネクタ
- 単一電源:3.3V ±5%
- I²C対応の2線式シリアルインタフェース
- 重要周辺部品をすべて搭載
- 完全実装および試験済み
- PC制御ソフトウェアを提供(japan.maximintegrated.com/evkitsoftware)
パラメーター
Applications | DVB-S2 |
Input Frequency (MHz) | 925 to 2175 |
IF Output Frequency (MHz) | 40 |
Ref. Clock Freq. (MHz) | 12 to 30 |
Noise Figure (dB) (typ) | 8 |
VSUPPLY (V) | 3.13 to 3.47 |
ISUPPLY (mA) | 100 |
Footprint (mm x mm) | 5.0 x 5.0 |
Oper. Temp. (°C) | -40 to +85 0 to +70 |
Package/Pins | TQFN/28 |
Budgetary Price (See Notes) | $4.64 @1k |
主な機能
- 周波数範囲:925MHz~2175MHz
- モノリシックVCO
- 低位相ノイズ:-97dBc/Hz (10kHz時)
- 較正が不要
- 広ダイナミックレンジ:-75dBm~0dBm
- 内蔵の可変BW LPフィルタ:4MHz~40MHz
- 単一電源:+3.3V ±5%
- 低電力スタンバイモード
- マルチチューナアプリケーション用アドレスピン
- 差動I/Qインタフェース
- I²C対応2線式シリアルインタフェース
- 超小型28ピンTQFNパッケージ
アプリケーション/用途
- DirecTVおよびDish Network DBS
- DVB-S2
- VSAT
説明
MAX2112は、ブロードバンドI/Qダウンコンバータを使って、LNB (低ノイズブロック)からの衛星信号をベースバンドにダイレクト変換します。動作周波数範囲は925MHz~2175MHzです。
このデバイスは、LNAおよびRF可変利得アンプ、I/Qダウンコンバージョンミキサ、およびプログラマブルなカットオフ周波数制御とディジタル制御されたベースバンド可変利得アンプを備えたベースバンドローパスフィルタを内蔵しています。また、RFとベースバンド可変利得アンプによって、80dBを超える利得制御範囲を提供します。このICは、ほとんどすべてのDVB-S2復調器に対応しています。
MAX2112は、完全なフラクショナルN周波数シンセサイザのほかに、完全モノリシックVCOも内蔵しています。また、内蔵水晶発振器をバッファ出力付きで提供し、別のチューナと復調器を駆動することができます。シンセサイザのプログラミングとデバイス設定は、2線式シリアルインタフェースを通じて行います。このICは、VCOの自動選択(VAS)機能を備えており、適切なVCOが自動的に選択されます。マルチチューナアプリケーションでは、このデバイスは2つの2線式インタフェースアドレスのいずれかに設定することができます。リファレンス発振器、ディジタルインタフェース、およびバッファ回路をアクティブ状態に維持したままで、信号経路がシャットダウンされると即座に低電力スタンバイモードが利用可能になるため、シングルおよびマルチチューナアプリケーションで省電力を実現することができます。
MAX2112は、現在利用可能なDBSチューナの中で最も高性能なデバイスです。低ノイズ指数のため外付けのLNAが不要です。わずかの受動部品数だけで、完全なDVB-S2対応のRFフロントエンドソリューションを形成することができます。このチューナは、超小型28ピンTQFNパッケージで提供されます。
技術資料
データシート | DVB-S2アプリケーション用、全機能内蔵、ダイレクトコンバージョンチューナ | Sep 20, 2010 | |
アプリケーションノート | Tuner Configuration for Faster Lock Time | ||
チュートリアル | RFおよびミックスドシグナルPCBレイアウトの一般的ガイドライン |