0-9 | A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z |
D Flip-Flop | D (またはディレイ)フリップフロップ(図1)は、出力信号(Q)の状態の変化をクロックタイミング入力信号の次の立上りエッジが発生するまで遅延するために使用されるデジタル電子回路である。 Dフリップフロップの真理値表を図2に示す。 Dフリップフロップは何に使われるか?Dフリップフロップは、D入力の状態の変更およびそれに続く立上りクロック信号によって意図的に変化させない限り出力が一定のままになるため、電子的な記憶部品の役割を果たす。 Dフリップフロップはどこで使われているか?Dフリップフロップは、ビルディングブロックのシフトレジスタである。たとえば、8つのDフリップフロップを順次カスケード接続することによって、8クロックサイクル後に1バイト(8ビット)の情報を保存することができる。 他には何に使うことができるか?Dフリップフロップの反転出力をD入力に接続することによって、簡素な2分周回路が作成される(つまり、クロック信号の1/2の周波数でD出力の状態が変化する)。Dフリップフロップのカスケード接続および外付け組み合わせロジックゲートの適切な設計を介して、カウントダウンタイマーを作ることができる。 |
D-Pot | 参照:Digital Pot |
D/A | 参照:D/A Converter |
D/A Converter | デジタル-アナログコンバータ(DAC):デジタルデータ(数字列)を入力し、デジタルデータ値に比例する電圧または電流を出力するデータコンバータ、またはDAC。 |
DAC | 参照:D/A Converter |
Daisy Chain | デイジーチェーン:デバイスが直列に接続され、信号をあるデバイスから次のデバイスへ受け渡すバス上の信号伝播方式。デイジーチェーン方式では、バス上のデバイスの電気的位置に基づいてデバイスの優先順位を付与することが可能。 |
Daisy-Chain | 参照:Daisy Chain |
Dallastat | ダラスセミコンダクタのデジタルレオスタット(デジタルポテンショメータ)製品ラインの商標。(Dallas SemiconductorはMaxim Integratedの子会社です。) |
Damping factor | 参照:Q Factor |
DAQ | 参照:Data Acquisition System |
DAS | 参照:Data Acquisition System |
Data Acquisition System | データ収集システム:一般的にアナログチャネルをデジタル化し、そのデータをデジタル形式で保存することによってデータを収集するシステム。このようなシステムは、スタンドアロンとするかまたはコンピュータと接続することが可能で、多チャネルのデータを収集することができる。 |
Data Converter | 電子回路の中で、データコンバータはアナログをデジタルに、またはその逆方向に変換する回路である。A/Dコンバータ(またはADC)は、連続的に変化するアナログ信号を、時間軸上のさまざまな点におけるその信号を表すデジタル数値のストリームに変換する。D/Aコンバータ(DAC)は、その逆を行う。 ADCアナログ-デジタルコンバータ(またはA/DコンバータまたはADC)は、アナログ信号をデジタルデータのストリームに変換する回路である。
ADCの種類最も一派的なADCのアーキテクチャには、逐次比較型(SAR)、デルタシグマ、積分、フラッシュ(または直接変換)、パイプライン、および2ステップがある。これらの6種類のADCの簡単な説明については、チュートリアル2094 「A Simple ADC Comparison Matrix (簡素なADC比較表)」を参照。 特定のアプリケーションに最適なADCは何か?最適なADCの選択には、分解能、チャネル数、消費電力、サイズ、変換時間、静的性能、動的性能、および単価の間のトレードオフが要求される。低速アプリケーションの場合は、デルタシグマADCが最適であることが多い。より高速の信号には、SAR ADCまたはパイプラインADCが必要になる。詳細については、チュートリアル6139 「Selecting the Right ADC for Your Application (アプリケーションに最適なADCの選択)」を参照。 DACデジタル-アナログコンバータ(またはD/AコンバータまたはDAC)は、デジタルデータ(数値のストリーム)を受け取り、そのデジタルデータの値に比例する電圧または電流を出力する。 特定のアプリケーションに最適なDACは何か?DACを選ぶ際には、直線性、分解能、速度、および精度などのパラメータに注目することが重要である。念頭に置くべきその他の選択肢としては、シリアルインタフェースかパラレルインタフェースか、分解能/ビット数、入力チャネル数、および電圧出力か電流出力かがある。DACの選択の詳細については、チュートリアル1055 「Digital to Analog Converters are a “Bit” Analog (デジタル-アナログコンバータは「少し」アナログである)」およびチュートリアル4025 「DAC VS. デジタルポテンショメータ:どちらが適切か?」を参照。 参照: |
Data Management Language | 参照:DML |
Data Manipulation Language | 参照:DML |
Data Over Cable Service Interface Specification | 参照:DOCSIS |
Daylight Running | 参照:DRL |
Daytime Running Lamp | 参照:DRL |
Daytime Running Light | 参照:DRL |
dB | Decibel (デシベル):2個の信号の比を定める方法。 dB = 2つの信号の電力比のlogを10倍したもの。これは、もし2つの信号が等しいインピーダンスを駆動しているならば、その電圧比logの20倍に等しい。 デシベルは、リファレンスレベルと比較することによって信号レベルを記述するためにも使用される。リファレンスは通常0dBと定義され、信号のdB値は、リファレンスを基準とした信号との電力比logを10倍したものである。リファレンスであることを示すためにある文字が追加されることがある。例えば、dBmは0dBm = 1mWとの相対的な値を表す。 |
dBA | 参照:A-Weighting |
dBm | リファレンスレベルと比較した場合の信号レベルの単位。リファレンスレベル0dBmは1mWと定義される。dBmでの信号レベルは、信号の大きさを0dBmリファレンスで除した対数の10倍となる。 |
DBS | Direct Broadcast Satellite (ダイレクト放送衛星):衛星から加入者(エンドユーザ)へ直接放送するシステム。米国での典型例はDirecTVとDish Network。 |
DC | Direct Current (直流)。 |
DC-DC | DC/DC:スイッチモード電圧レギュレータのあらゆるファミリ。これらのデバイスは、インダクタを使用してエネルギを不連続のパケットで蓄え、出力に転送するため、高効率の電力変換を実現する。 アプリケーションノート2031 「DC-DC Converter Tutorial (English only)」およびアプリケーションノート660 「Regulator topologies for battery-powered systems (English only)」を参照。 |
DC-DC Controller | DC-DCコントローラ:パワースイッチ(通常パワーMOSFET)がIC外部にあるDC-DCコンバータ(スイッチモード電源)。 |
DC-DC Converter | 参照:Switching Regulator |
DC-DCs | 参照:DC-DC |
DC/DC | 参照:DC-DC |
DCE | Data Communications Equipment (データ回線終端機器); DTEと交換可能。 |
DCM | Discontinuous-Conduction Mode (不連続伝導モード)。 |
DCR | Direct Conversion Receiver (ダイレクトコンバージョンレシーバ)。 |
DCS | Digital Cellular System (デジタルセルラシステム):デジタルを使用するあらゆるセルラ電話システム(例:TDMA、GSM、CDMA)。 |
DDI | Digital Data Input (デジタルデータ入力)。 |
DDJ | Data-Dependent Jitter (データ依存ジッタ)。 |
DDR | 参照:DDR Memory |
DDR Memory | Double Data Rate Synchronous DRAM (ダブルデータレート同期DRAM):DRAMからデータを読み取るためにクロックが使用される。DDRメモリは、クロックの立上りと立下りエッジの両方でデータを読み取るため、高速のデータレートを実現する。また電力消費が少ないためノートブックコンピュータで使用されることが多い。 |
DDR RAM | 参照:DDR Memory |
DDR-SDRAM | 参照:DDR Memory |
DDRAM | 参照:DDR Memory |
DDRD | Data Direction Register D (データディレクションレジスタD)。 |
DDS | Direct Digital Synthesis (ダイレクトデジタル合成):DDSは正弦波(変調または非変調)や任意波形のようなアナログ波形をデジタル生成する方式。 直線化を実現するほとんどの場合、デジタル化された波形例が保存され、その値はD/Aコンバータにクロック出力される。クロックレートを変化させることで周波数が変わる。レート変化と利得要因への変更によって信号の変調が可能。 |
Debounce | デバウンス:メカニカルなプッシュボタンスイッチを使う電気的接触は、ボタンが最初に押されたときに、数回のメイクとブレークを起こす。デバウンス回路を使うと、このために生じるリップル信号を除去し、出力にクリーンな遷移を実現する。 詳細:Switch Bounce and Other Dirty Little Secrets (English only) |
Debounced | 参照:Debounce |
Debouncing | 参照:Debounce |
Decibel | 参照:dB |
DECT | Digital European Cordless Telephone (デジタル欧州コードレス電話)。 |
DeepCover | DeepCover®は高度物理セキュリティを提供して最もセキュアなキーストレージを実現するエンベデッドセキュリティの3ファミリ製品の登録商標。セキュア認証、セキュリティマネージャ、およびセキュアマイクロコントローラを含む。 DeepCoverセキュアマイクロコントローラは高度物理セキュリティを内蔵しており、物理タンパーおよびリバースエンジニアリングに対する最高レベルの保護を提供。 DeepCoverセキュリティマネージャは、高度物理セキュリティとオンチップの非インプリントメモリを組み合わせて、機密データをわずかな物理的または環境的タンパーからも保護。 DeepCoverセキュア認証用ICは高度物理セキュリティを実装しており、究極の低コストIP保護、クローン防止、およびペリフェラル認証を提供。
DeepCoverはMaxim Integrated Products, Inc.の登録商標です。 詳細はこちら: |
Delay Line | 参照:STC |
Delta-Sigma | デルタシグマ:1ビットアナログ-デジタルコンバータ (ADC)とフィルタリング回路からなるADCアーキテクチャで、入力信号をオーバサンプルしてノイズ整形を行うことにより高分解能デジタル出力を実現する。このアーキテクチャは他のADCアーキテクチャに比べ比較的安価。 「シグマデルタ」コンバータとも言われることもある。 |
Delta-Sigma Converter | 参照:Delta-Sigma |
Dense Wave Division Multiplexing | 参照:DWDM |
Design for Testability | テスト容易化設計(Design for TestまたはDFTともいう):製品テストを容易にする設計技術を指す。例として、テストポイントの追加、パラメトリック測定デバイス、自己テスト診断、テストモード、およびスキャン設計がある。 |
Deterministic Jitter | 確定ジッタ:制御された条件下における個別システム内での再現可能なジッタ。限定ジッタ(Bounded Jitter)としても知られる。 詳細および説明図:
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Development Kit | 参照:Evaluation Kit |
DFE | Decision Feedback Equalization (判定帰還型等化)。 |
DFMEA | Design Failure Mode and Effects Analysis (設計不具合モードおよびその影響分析):潜在的不具合に対する設計堅牢性評価手法。 |
DFT | 参照:FFT |
DG | Differential Gain (微分利得)。 |
Difference Amplifier | 差分アンプは、2つの入力を受け、それらの間の差を出力する回路である。これは差動アンプの中で利得が1の特別な場合である。電圧減算器とも呼ばれる。 差分アンプは何をするか?差分アンプはその入力間の差を出力する。
Vout=V2-V1
理想的な差分または差動アンプでは、出力は2つの入力の間の差のみによって決まる。現実の差動アンプでは、出力は2つの入力の平均にも依存し、それはアンプのコモンモードと呼ばれる。 Vcm=(V2+V1)/2 コモンモード除去比(CMRR)は、デバイスがこの信号を除去する能力の尺度である。差動アンプはアナログ回路設計で非常に一般的に使用されるが、不要なノイズを除去する能力が高いため、電子的にノイズの多い環境で特に有益である。 差分アンプと差動アンプの違いは何か?「差分アンプ」という用語は、差動アンプの一種で利得が1のものを示すために使用される。そのため、ユニティゲイン差動アンプとも呼ばれる。差動アンプは出力が入力間の差に比例し、差分アンプは出力が入力間の差に等しい。また、この2つの用語はしばしば同じ意味で使用されることもある。 差分アンプと計測アンプの違いは何か?差分アンプと計測アンプは、どちらも差動アンプ回路の一種である。計測アンプは入力バッファアンプを備えたタイプの差動アンプで、インピーダンスマッチングが不要である。利得はわずか1つの抵抗の変化を介して調整することができる。計測アンプはICとしても提供され、非常に高いCMRRを提供する。 参照: アンプ |
Differential | 参照:Differential Signaling |
Differential Amplifier | 差動アンプとは何か?差動(または差分)アンプは2入力回路で、2つの入力間の差のみを増幅する。オペレーショナルアンプまたはオペアンプ(図1)は、差動アンプの一例である。この回路の動作を表す式は、次のようになる。 Vout = A * (Vin+ - Vin-) ここで、Aはアンプの利得 図1. オペアンプの記号 差動アンプは何に使われるか?差動アンプは、低振幅の電気信号が、不要な外部ノイズの作用で容易に損なわれる電気的ノイズの多い環境で役立つ。この場合、シングルエンドのアンプは目的の入力信号だけでなく不要なノイズ信号も増幅してしまうため不適切である。差動アンプは、不要な電気的ノイズがアンプの両方の入力端子に等しく結合されるため除去され、目的の信号のみの増幅が可能になるという原理で動作する。 差動アンプはどこで使われるか?これらのデバイスは、電気信号がわずか数mV程度の心拍数を検出するためのECGモニタなど、低振幅電気信号の検出に使用されるアナログシステムのフロントエンドで使用される。差動アンプの目的は、心拍信号の振幅をデジタル形式に変換可能なレベルまで増大することである。回路の利得は、出力端子と入力端子の間に接続する外付け抵抗の適切な選択によって調整することができる。 参照: |
Differential Non-Linearity | 参照:DNL |
Differential Nonlinearity | 参照:DNL |
Differential Remote Output Sensing | 差動リモート出力検出:離れた場所の出力電圧を検出するのにケルビン接続を使用し、その点の電圧をより良く制御すること。 |
Differential Signaling | 差動信号:電気信号のほとんどはシングルエンドで、単一線とグランドで構成されています。差動信号は互いに逆方向の2線を使用します—一方が正にスイングすると、もう一方は同一の大きさで負にスイングします。受信回路は、いかなるコモンモード電圧も無視して、この2つの違いのみを見ます。この「プッシュプル」調整によって、電気干渉の影響が低減されます。外部ノイズが両方の線に等しく影響し、コモンモード除去はノイズを無視するためです。 例:RS-422、RS-485、プロ用オーディオ信号規格(特にマイクロフォン向け)、イーサネットの信号線、および標準ツイストペアアナログ電話(POTS)線。 チュートリアルのUnderstanding Common-Mode Signals (English only)も参照してください。 |
Digipot | 参照:Digital Pot |
digital amplifier | 参照:Class D |
Digital Audio Signal Processor | 参照:Digital Signal Processor |
Digital Cellular System | 参照:DCS |
Digital Fan Control | 参照:Fan Controller - PWM |
Digital Log Pot | デジタル対数ポテンショメータ。 |
Digital Multimeter | 参照:DMM |
Digital Pot | デジタルポテンショメータ:メカニカルポテンショメータをエミュレートする半導体デバイス。通常、シンプルなインタフェースを通して制御される。 |
Digital Potentiometer | 参照:Digital Pot |
Digital Resistors | 参照:Digital Pot |
Digital Signal Processor | Digital Signal Processor (デジタル信号プロセッサ)またはDSP:オーディオなどのデジタル化信号での動作に特化したデジタル回路。DSP回路は、アナログ領域では達成困難なフィルタリングやより複雑な機能など、既存のアナログ機能を置き換えることが可能。 デジタルオーディオ信号プロセッサは、オーディオアプリケーション用のDSP。 |
Digital Subscriber Line | 参照:DSL |
Digital Video Broadcast | 参照:DVB |
Digital-To-Analog Converter | 参照:D/A Converter |
DIO | Data Input/Output (データ入力/出力)。 |
Diode | ダイオード:信号(流れは単一方向)を整流する2終端デバイス。一般的にP-N接合で構成される半導体であるが、ダイオードは真空管、点接触、金属-半導体接合(ショットキー)、およびその他の技術を使って実現することも可能。 |
DIP | DIP (Dual Inline Package)は、2列のピンがある集積回路パッケージ。 PDIP (Plastic Dual Inline Package)は、成形プラスチックボディのDIPパッケージ。 CDIP (Ceramic Dual Inline Package)は、セラミックボディのDIPパッケージ。 |
Direct Broadcast Satellite | 参照:DBS |
direct digital synthesis | 参照:DDS |
Direct Memory Access | 参照:DMA |
Direct-Sequence Spread Spectrum | 参照:DSSS |
Discrete Fourier Transform | 参照:FFT |
Distortion | 歪み:電気信号を処理するシステムにおいて歪みは、一般的に信号における望ましくない変化。 すべての信号の変化が歪みとみなされるわけではない。例えば、一定遅延またはリニア減衰や振幅は通常、歪みとはみなされない。 |
Dithering | ディザリング:量子化ノイズ(量子化エラー/ノイズ)をもはやランダムとして扱うことができない場合、デジタル化性能を改善するためによく利用される技術。アナログ入力信号に少量のランダムノイズが追加される。この追加されたノイズによって、デジタル出力がランダムに、2個の隣接コード間で切り替わり、スレッショルド効果を避けることができる。 |
DIU | Digital Interface Unit (デジタルインタフェースユニット)。 |
Diversity | ダイバーシティ:無線システムにおいて、ダイバーシティは、各信号を運ぶために複数の通信チャネルを使って信頼性と性能を改善する方式。 |
DJ | 参照:Deterministic Jitter |
DLC | Double-Layer Capacitor (二重層コンデンサ)。 |
Dlog Pot | 参照:Digital Log Pot |
DMA | Direct Memory Access (ダイレクトメモリアクセス):プロセッサおよびプロセッサバスをバイパスし、メモリから直接データを読み取りまたは書き込む方式。 |
DML | Data Manipulation Language (またはData Management Language) (データ操作言語(またはデータ管理言語)):データベース上でデータを操作可能な言語。SQLでは、DELETEおよびINSERTのような命令がDML命令。 |
DMM | Digital Multimeter (デジタルマルチメータ):計測してデジタル表示する機器。VOM (例:電圧、抵抗、電流)とも言う。 |
DMMs | 参照:DMM |
DMP | 参照:Dual-Modulus Prescaler |
DMR | Digital Microwave Radio (デジタルマイクロラジオ)。 |
DMT | Discrete Multitone Data Transmission (離散型マルチトーンデータ伝送)。 |
DNL | Differential Nonlinearity (微分非直線性):データコンバータのデータシートに出てくる仕様。理想的なD/Aコンバータでは、デジタルコードを1だけ増加させると、デバイスの許容出力範囲にわたって変化しない、ある一定の量だけ、出力電圧が変化する。同様に、A/Dコンバータでは、入力が、リニアにその全範囲にわたってスイープ(掃引)されるとデジタル値は滑らかに上昇する。DNLは、この理想からの偏移を表す。理想的なコンバータは、全く同じ大きさのコードを持ち、DNLは0 (ゼロ)である。 |
DOCSIS | Data Over Cable Service Interface Specification (ケーブルによるデータサービスインタフェース標準):ケーブルTVシステムを使ってデータを配信する標準。典型的な例として加入者インターネット接続サービスがある。 |
Double Data Rate Synchronous DRAM | 参照:DDR Memory |
Doublers | 参照:Voltage Doubler |
Down Converter | 参照:Down Converters |
Down Converters | ダウンコンバータ:より低い周波数に変換するデバイス。例としてはデジタル放送衛星アプリケーションなどがある。 |
Downconverter | 参照:Down Converters |
DP | Differential Phase (微分位相)、Decimal Place (小数位)。 |
DPAK | Discrete Packaging (ディスクリートパッケージング)。 |
DPD | Digital Phase Detector (デジタル位相検出器)。 |
DPDT | Double-Pole/Double-Throw (2極/双投)。 |
DPH | Data Pointer High (データポインタハイ)。 |
DPL | Data Pointer Low (データポインタロー)。 |
DPM | Digital Panel Meter (デジタルパネルメータ)。 |
DPOT | 参照:Digital Pot |
DPS | Data Pointer Select (データポインタ選択)。 |
DPST | Double-Pole/Single-Throw (2極/単投)。 |
DPWM | Digitally adjusted Pulse-Width Modulation (デジタル調整パルス幅変調)。 |
DQPSK | Differential Quadrature Phase-Shift Keying (差動四位相偏移変調)。 |
Drain | ドレイン:FETを構成する3端子のうちの1つ。ゲート電圧はソースとドレイン間の電流を制御する。 |
DRAM | Dynamic RAM (ダイナミックRAM):連続クロックを使用するランダムアクセスメモリ。SRAMと異なり、DRAMがクロック動作しなくなると、そのデータは消滅する。 |
DRC | Design-Rule Checking (設計ルール検証)。 |
DRL | Daytime Running Lamps (日中走行用ライト):DRLは自動車のフロントに装備された白色ライトのこと。DRLは、多くの国で義務付けられており、キーをまわすと自動的にスイッチが入り、日中の使用向けであり、自動車の視認性を高める。一般的にDRLはLEDでつくられている。 参照:高輝度LEDドライバ |
Drypack | ドライパック:集積回路を湿気のない環境に詰める方式のことをいう。デバイスを乾燥させたあとすぐに真空バックに密封する。 このプロセスは、特に吸湿に対して影響の受けやすいパッケージタイプ向けに用意されたものである。リフロー耐湿性レベル(MSL)が2以上のマキシム製品にはドライパックが必要となる。型番の最後にあるサフィックス-D、+D、または#Dは、ドライパックで出荷される製品を指す。MSLが2以上の製品をドライパックにすることによって価格が高くなることはない。 |
DSL | 標準電話回線を使って高速デジタル通信を行う方式(例:インターネット接続)。 |
DSLAM | Digital Subscriber Line Access Multiplexer (DSL接続マルチプレクサ):多数のADSL加入者回線を単一ATM回線にまとめるデバイス。 |
DSP | 参照:Digital Signal Processor |
DSSP | Digital-Sensor Signal Processor (デジタルセンサ信号プロセッサ)。 |
DSSS | Direct-Sequence Spread Spectrum (ダイレクトシーケンススペクトラム拡散):送信局のデータ信号が、より高いデータレートのビットシーケンス、すなわち、チッピングコードと組み合わされるWLAN (ワイヤレスLAN)伝送で使用される伝送技術であり、ユーザデータを拡散比に応じて分割する。 |
DTB | Digital Terrestrial Broadcasting (デジタル地上波放送)。 |
DTE | Data Terminal Equipment (データ端末装置); DCEと相互交換可能。 |
DTMF | Dual Tone Multiple Frequency (デュアルトーンマルチ周波数):音声を運ぶアナログの音声品質電話ライン上で電話のダイヤリング情報を送るためにBell Labs (ベル研究所)によって開発された信号処理方式です。 各桁は異なる2種類の周波数の正弦波バーストの合計としてエンコードされます。音声と確実に区別され、通常の電話による会話によってDTMFレシーバが誤ってトリガされることが非常に少ないため、このツートーン方式が選ばれました。 DTMFは、機械的な回転式ダイヤル電話を置き換えたプッシュボタンシステムである「TouchTone」 (AT&Tの旧商標)の基礎技術でした。 |
Dual In-line Package | 参照:DIP |
Dual Mode | デュアルモード:2つの動作モード。例:電源回路では、ICは固定5Vまたは可変1.3V~16V電源を供給することができる。セルラ電話では、ICはFMまたはCDMAモード、AMPSまたはTDMAモードなどで動作する。 (Maxim Integratedの商標語) |
Dual Phase Controller | デュアル位相コントローラ:出力ノイズを低減し、出力電流能力を増強するためのデュアル位相技術を採用したスイッチングレギュレータ。 |
Dual Tone Multiple Frequency | 参照:DTMF |
Dual-Band | デュアルバンド:2つの周波数帯にわたって動作させるためのGSMネットワーク構造およびハンドセットの能力。 |
Dual-Modulus Prescaler | デュアルモジュールプリスケーラ(DMP):周波数シンセサイザで使用される重要な回路ブロックで、スワローカウンタで制御される(N+1)またはNの前もって決定された分周率で高周波数信号を電圧制御オシレータ(VCO)から低周波数信号に分ける。 この低周波数信号はさらに主カウンタによって所望のチャネルスペース周波数に分けられる。この周波数は次に位相検出器に送られ、周波数シンセサイザで閉フィードバックループを形成する。 |
DVB | Digital Video Broadcast (デジタルビデオ放送):デジタルTVの呼称。 |
DVM | Digital Voltmeter (デジタル電圧計)。 |
DWDM | Dense Wave Division Multiplexing (高密度波長分割多重):単一の光ファイバで運ばれる光の周波数を個別の多数波長に細分割する技術。より多量のデータ伝送が可能となる。 |
DXC | Digital Cross-Connect (デジタルクロス接続)。 |
Dynamic RAM | 参照:DRAM |
Dynamic Range | ダイナミックレンジ:デバイスのノイズフロアとその規定された最大出力レベルとの差をdBで表示した範囲。 |