電気/電子用語および定義:B

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B 1. Bel (ベル):ある基準と比較した信号のパワー測度。また音圧の測度を表す場合もある。より一般的には「デシベル」または「dB」。

2. 磁束密度または磁界の記号、Bフィールドなど。
B-Field 参照:B
Backup Step-Up バックアップ付ステップアップ:バックアップバッテリ切替え機能付きのステップアップスイッチングレギュレータ電源。
Balanced 参照:Differential Signaling
band 参照:Bandwidth
Bandwidth Bandwidth (帯域幅):

1. 帯域幅(BW)とは、回路が処理し得る周波数もしくは情報の範囲、あるいは信号が持つもしくは占める周波数の範囲。

例:アメリカ合衆国のAM放送ラジオチャネルは10kHzの帯域幅を持つ。これは周波数760kHz~770kHzのような10kHzの帯域幅を占有することを意味する。

2. デジタルチャネルもしくはラインが処理することができるデータの総量。ビット/秒(bps)、キロビット/秒(kbps)、ボー、または同様の単位で表現される。

Base Station 基地局:携帯電話ネットワークのようなワイヤレス通信ネットワークの一部である固定場所(例:電柱の上)にあるワイヤレストランシーバ。通常、基地局はその地域のあらゆる携帯電話に接続し、その電話を有線ネットワークに中継する。

フェムト基地局は、家庭やビルを網羅し、DSLインターネット接続経由で接続する、より小型で個人の基地局。

Base Transceiver Station 参照:BTS
Baseband 参照:UWB
Baseline ベースライン:測定変数が存在しない場合のセンサからの電気信号。ふつう無負荷状態における出力を指す。
Basestation 参照:BTS
Basic Spacing between Centers 参照:BSC
Bass Boost バスブースト:アンプのバス応答をブーストする回路。特に安価なヘッドフォンを使用している際のオーディオ再生を改善する。
Battery Backed 参照:Battery Backup
Battery Backup バッテリバックアップ:主電源とバッテリを切り替えるマイクロプロセッサの監視回路と電源の機能。
Battery Bridge 参照:Bridge Battery
Battery Freshness Cap 参照:Battery Freshness Seal
Battery Freshness Seal バッテリフレッシュネスシール:VCCが最初に印加されるまで、いかなる下流の回路にもバックアップバッテリを接続しないマイクロプロセッサ監視回路が備える機能。これによって、ボードが最初にプラグインされ、使用されるまでバックアップバッテリの放電を防ぎ、バッテリ寿命を保持する。
Battery Fuel Gauge

バッテリ残量ゲージ(バッテリ・ガスゲージ)とは、バッテリに追加されるかバッテリから除去される累積エネルギーを測定する機能またはデバイスであり、バッテリの充電レベルを高精度で見積もることができます。

バッテリ残量ゲージの実装方法

バッテリ・システムは、ホスト側の残量ゲージまたはパック側の残量ゲージを使用して設計できます。

ホスト側の残量ゲージ

上図では、ホスト側の残量ゲージがホスト・システムに内蔵され、アプリケーション・プロセッサに接続されています。残量ゲージをバッテリ内に配置するのではなく、アプリケーション回路の一部として実装すると、バッテリが安価になり、交換も容易になります。

パック側の残量ゲージ

上図では、パック側の残量ゲージがバッテリ・パックに内蔵され、セルに接続されています。セルと残量ゲージが接近しているため、充電状態のレポートの精度向上やソリューション・サイズの小型化などの利点があります。

残量ゲージの仕組み

バッテリ残量ゲージには、主にクーロン・カウントとオープン回路電圧(OCV)測定という2つの方式があります。

クーロン・カウントは、バッテリに出入りする電荷を測定することによって、電荷の使用量を推定するプロセスです。この方式は短期間であれば良好に機能しますが、時間の経過とともに小さなドリフト誤差が継続的に増大します。これらの誤差を修正する場合は、バッテリを定期的に完全充放電する必要があります。

バッテリの充電状態(SOC)を監視するもう1つの方法は、オープン回路電圧を測定することです。OCVは、現在の電圧を測定し、バッテリの特性評価と過去の電圧履歴を使用してそのバッテリ・モデルのリアルタイム・シミュレーションを実行することで推定されます。OCVは安定的にバッテリのSOCに関係しているため、OCVを使用してSOCを決定することができます。この方式は、時間の経過に伴う容量のドリフトに影響されないためより高精度です。また、電流検出抵抗を必要としないため、消費電力も抑えられます。

クーロン・カウントは短期間の精度に優れ、OCVは長期間の精度に優れています。さまざまなアプリケーションでより優れた結果を実現するために、これら2つの方式をModelGaugeなどのアルゴリズムと組み合わせることができます。ModelGaugeはOCVアルゴリズムを使用して、電圧ベースの残量ゲージの安定性を維持しながら、クーロン・カウンタによって発生するオフセット誤差を定期的に除去します。

使用すべきバッテリ残量ゲージのタイプは、アプリケーションによって異なります。

詳細はこちら:

Battery Monitor バッテリモニタ:バッテリの電圧をモニタし、バッテリ電圧が低くなると表示する機能。通常、バッテリ電圧をある特定レベルと比較するコンパレータを使用して実現される。充電、残量の予測、安全監視、ユニークID、温度計測、および不揮発性(NV)パラメトリックストレージのような機能も含む場合もある。
Battery Switchover バッテリ切替え:主電源とバックアップバッテリとの間で高い電圧を持つ側に切り替える回路。
BBM 参照:Break-Before-Make
BCD Binary-Coded Decimal (2進数に符号化された10進数):10進数の桁当り4ビットを使って10進数の各桁(0~9)を2進数で符号化する数表現。
Bel 参照:B
BER Bit Error Rate (ビットエラーレート):シリアルストリームの規定されたビット数の中に生じることが予測される誤りビット数を表す測度。
BERT Bit Error Rate (BER) Tester (ビットエラーレート(BER)テスタ):被試験デバイス(DUT)のビットエラーレートを測定する試験機器。
Beyond-the-Rails™ 入力を処理し、電源レールを超える出力電圧を提供することができるICの特長に対する名称。この特長は必要な電源レールのチップ集積化によって実現。
BGA Ball Grid Array (ボールグリッドアレイ):パッケージングに関する一つの技術。
bi-phase modulation 参照:BPSK
Bidirectional 双方向:デバイスが1つの系統でいずれの方向にも信号の移動を可能にすること。
Binary phase-shift keying 参照:BPSK
Bipolar Inputs バイポーラ入力:グランドレベルの上下に存在する信号を処理することができる入力。
Bipolar Junction Transistor バイポーラ接合トランジスタ、またはBJT:2つの端子(コレクタとエミッタ)間の電流の流れが、第3の端子(ベース)に流れる電流量によって制御される半導体デバイス。

もう1つの主なトランジスタタイプであるFETとは対照的に、出力電流が(入力電流ではなく)入力電圧によって制御される。

BIST 内蔵自己試験機能。
Bit Banging ビットバンギング:シリアルインタフェース規格(I²C、SPIなど)をエミュレートするマイクロコントローラの汎用ポートを使う技術。
Bit Error Rate 参照:BER
Bit Error Rate (BER) Tester 参照:BERT
Bit Error Ratio ビットエラー率:ある規定した期間内に、伝送、受信、または処理した全ビット数で、誤ったビット数を割った値。
BJT 参照:Bipolar Junction Transistor
Blade Server ブレードサーバ:マザーボード上のコンピュータシステムで、プロセッサ(場合により複数)、メモリ、ネットワーク接続、場合によりストレージ、を含むシステムである。ブレードのコンセプトは、アプリケーションサーバ用の省スペース化、低コストを可能とする大規模コンピュータセンタの要求を満たすことを意図している。
Blink Control ブリンク制御:ディスプレイセグメントの点滅速度を制御。
BLM Ball Limiting Metal (ボールリミティングメタル)。
Bluetooth ブルートゥース:近距離デジタル2ウェイ無線を通して、広範な移動機器と固定機器との間での音声とデータ接続を可能とする技術。例えば携帯電話、ワイヤレス情報機器(WID)、コンピュータおよびPDAが、おのおの互いに、コンピュータと、オフィス電話または家庭電話とどのように相互接続するかを規定する。
BLVDS Bus Low-Voltage Differential Signal (バス用低電圧差動信号)。
BOC Bit-Oriented Code (ビット指向コード)。
Boost 参照:Step-Up DC-DC
Boost Controller 参照:DC-DC Controller
Boost Converter ブーストコンバータ:ある入力電圧をそれより高いレギュレートされた電圧に昇圧(ブースト)する電源。
Boost DC-DC 参照:Step-Up DC-DC
Boost DC/DC 参照:Step-Up DC-DC
Booster 参照:Step-Up DC-DC
Bootstrap ブートストラップ:主パワーFETスイッチを駆動するために、入力電圧が可能とするよりも高い電圧でゲートを駆動するために、昇圧型コンバータの出力を使用する場合に使われることが多い。ノードの電圧を上げるためにコンデンサをスイッチングさせて使用することを意味する場合もある。
Bounded Jitter 参照:Deterministic Jitter
BPON Broadband Passive Optical Network (ブロードバンド用受動光ネットワーク)。
bps 参照:Bandwidth
BPSK Binary Phase-Shift Keying (2位相偏移変調)。
BR 参照:Lithium batteries
BRD Band-Rate Divisor (バンドレート因子)。
Break-Before-Make ブレークビフォメーク:新しい接点を接触させる(close)前に最初のセットの接点を切断(open)するスイッチ。これによって、新旧の信号パスが一時的に接続がすることを回避する。

メカニカルシステム(例:リレーまたはマニュアルスイッチを使用するシステム)、および半導体のアナログマルチプレクサおよびスイッチに適用。

詳細はこちら:

BRI Bit-Rate Interface (ビットレートインタフェース)。
Bridge Battery ブリッジバッテリ:主バッテリを交換中に、システムメモリに電力を供給するためのバッテリ。
Bridge Tied Load 参照:Bridge-Tied Load
Bridge-Battery 参照:Bridge Battery
Bridge-Tied Load ブリッジ接続負荷:オーディオアプリケーションに使用され、この負荷(この場合は、スピーカ)は、2個のオーディオアンプ出力間に接続される(負荷がこの2個の出力端子を「ブリッジ」する)。

これによって、グランドに接続されたスピーカに比べ、スピーカでの電圧振幅を2倍にすることが可能。グランド接続されたスピーカは、ゼロ電圧からアンプの電源電圧までの振幅を持つことが可能であるが、BTL接続のスピーカはこの2倍の振幅とすることができる。それはアンプがスピーカの+端子または-端子のどちらかを駆動し、実質的に電圧スイングを2倍にすることができるためである。

2倍の電圧は4倍の電力を意味するため、バッテリサイズを大きくすることができない低電源電圧のアプリケーションでは、特にこれは主要な改善となる。例:自動車または携帯用アプリケーション

詳細はこちら:

Bridged Battery 参照:Bridge Battery
Bridged Tied Load 参照:Bridge-Tied Load
Brightness 輝度:「Brightness」と「Luminance」はよく同じように使われますが、これらは異なります。「Luminance」は光の強さであり、「Brightness」は人間の目にどのように受けられるかというものです。
Broadband ブロードバンド:複数の音声、ビデオ、またはデータチャネルを同時に伝送するのに充分な帯域幅を持つ伝送媒体。

この技術は、例えば、1本の同軸ケーブル上に50チャネルのCATVを提供する、または、ケーブルTVを使ってインターネット接続を提供する、または、音声品質の電話ラインにDSLを追加する場合などに使用される。

共通して使われる技術は周波数分割である。各チャネルは、異なる周波数帯域で変調され、伝送媒体の中では混合される。受信端では、それは元の周波数に復調される。各チャネルはガードバンド(使われない周波数空間)によって分離され、隣接するチャネルと干渉しないようになっている。

Brown and Sharpe wire gauge 参照:AWG
Brownout ブラウンアウト:システムに供給される電圧が、規定動作電圧範囲以下となるが、0Vまでは下がらない状態。
BSC BSC (Basic Spacing between Centers):ピン間の寸法に関連してICパッケージ図面で登場する用語。

「Basic(基本)」スペースは公称で、条件によって変更がありうる。例えば、DIP (dual inline package)のピン列間の距離は、自動挿入マシンが部品を取るとき、また再び部品が挿入される際に変わるため、BSCとなる。BSC寸法は、この場合、部品そのものの寸法というよりは部品が収まる穴スペースの寸法。

BSLF Best Straight-Line Fit (最近似直線フィット法)。
BT バタワース(フィルタ)。
BTL 参照:Bridge-Tied Load
BTS Base Transceiver Station (ベーストランシーバ基地局):セル電話システムの固定局部品には、送受信ユニット、および1本以上のアンテナが含まれる。この組み合わされたシステム(同一場所に配置された多数のシステム、および連動指向性アンテナを含む場合が多い)は、セルサイト、基地局、またはベーストランシーバ基地局(BTS)と呼ばれる。
Buck 降圧:「バック(降圧)」または「ステップダウン」スイッチモード電圧レギュレータは、出力電圧が、入力電圧よりも低いレギュレータ。

注:この用語の起源を尋ねる人がいたが、明らかになっていない!バックレギュレータは、ブーストの反意語となるステップダウンレギュレータである。「Buck」は米国用語と考えられている。英国では、常に「ステップダウン」であった。

バックは、(「buck the trend (市況に逆らう)」とあるように)抵抗するまたは減らすことを意味し、ステップダウンを意味するために使われた。便利なことに、対照のブーストレギュレータと頭韻を踏む。

アプリケーションノート660 「Regulator topologies for battery-powered systems (English only)」を参照。

Buck Controller 参照:DC-DC Controller
Buck DC-DC 参照:Buck
Buck Regulator 参照:Buck
Buck Switcher 参照:Buck
Buck-Boost Converter

昇降圧コンバータとは

昇降圧DC-DCコンバータ(図1)は、昇降圧レギュレータとも呼ばれ、最もよく使用される3つのDC-DCスイッチング・レギュレータ・トポロジーの1つである電気・電子回路です。昇降圧コンバータは、DC入力電圧を上回るか、または下回るDC出力電圧を生み出します。その名が示すとおり、昇降圧コンバータは、降圧コンバータ(DC電圧の降圧に使用される)と昇圧コンバータ(DC電圧の昇圧に使用される)の機能を兼ね備えています。

図1.昇降圧コンバータの簡略回路図

図1.昇降圧コンバータの簡略回路図

昇降圧コンバータの使用目的

昇降圧コンバータは、変化するDC入力電圧源から一定のDC出力電圧を生み出すためによく使用されます。

昇降圧コンバータを使用する機器

昇降圧コンバータは、携帯電話で広く使用されています。携帯電話の電源は充電式バッテリで、これは電話機を使用するにつれて徐々に放電します。そのため、バッテリ電圧は次第に低下していきます。バッテリが電話機の電子回路に直接接続されていれば、バッテリの電圧が低下するにつれて電話機の性能は変化します(画面が暗くなり、マイクの音量が小さくなります)。こうした現象を防ぐため、昇降圧コンバータを使用して、バッテリ電圧に関係なく、電話機の電子回路に一定の電圧を供給します。たとえば、完全に充電された一般的なリチウムイオン・バッテリの電圧は3.8V程度です。バッテリが放電するにつれて、この電圧は2.8V程度まで徐々に低下します。バッテリと電子回路の間に昇降圧コンバータを配置すれば、3.3Vの安定した電圧を使用して電子回路に給電することができます。バッテリが完全に放電するまでは、バッテリ電圧が低下しても電話機の性能は劣化しません。バッテリが完全に放電した時点で電話機の電源はオフになります。

詳細はこちら:

Buck-Boost Regulator 参照:Buck-Boost Converter
Buck/Boost 参照:Buck-Boost Converter
Burst Dimming バースト調光:人の目で見分けられるレベルよりも速い速度でランプをオンとオフに切り替えることで、冷陰極蛍光ランプ(CCFL)の輝度を制御する方法。オン/オフ速度は通常100Hz~300Hz。オフタイムに対するオンタイムの比率が高いほどランプは明るくなる。CCFL応答時間により、1%以下のオフタイムに対するオンタイムの比率は非実用的。
Burst Mode バーストモード:
1. バーストを使わない技術の場合に通常得られるよりも非常な高速度でデータを伝送することができる一時的高速データ伝送モード。

2. デバイスがデータを伝送することができる短時間での最大スループット。

Burst Mode Applications 参照:Burst Mode
Bus バス:多くのデバイスに接続するデータ経路。典型的な例はコンピュータ回路基板またはバックプレーンのバス。メモリ、プロセッサ、およびI/Oデバイスはすべてこのバスを共有してデータの送受信を行う。バスは共有のハイウェーとして動作し、各デバイスを他のデバイスにつなげるために必要な多くの専用接続の代わりとなる。

よく「buss」とミススペルされる。

BW 参照:Bandwidth
BWLS Bandwidth, Large Signal (大信号帯域幅)。
BWSS Bandwidth, Small Signal (小信号帯域幅)。