アプリケーションノート 4100

MAXQ7665の評価キットクイックスタートガイド


要約: このアプリケーションノートはクイックスタートガイドです。このガイドでは、IAR Embedded Workbench®のインストールと設定方法について説明します。また、マイクロコントローラのMAXQ7665のEVキットに付属するいくつかのサンプルプロジェクトをコンパイル、リンク、およびデバッグするための簡単なガイドも提供します。このEVキットの状態を確認するためにトラブルシューティングセクションが提供されています。

はじめに

マイクロコントローラのMAXQ7665の評価キット(EVキット)は、プログラミングとデバッグ用のシリアル-JTAGインタフェースを備えています。IAR Embedded Workbenchは、JTAGを介してMAXQ7665とインタフェースし、デバッグ時に使用されます。このクイックスタートガイドでは、このEVキットのデータシートを補足して、IARのツールセットの使用方法について説明します。

IARワークベンチの概要

IAR Embedded Workbenchは、MAXQ7665マイクロコントローラおよびその他のMAXQ®マイクロコントローラの統合開発環境です。IARツールセットは、テキストエディタ、Cコンパイラ、シリアルダウンロード、および強力なデバッガを備えています。

IARワークベンチのインストール

IAR Embedded Workbenchは、IARのウェブサイトからPCにインストールします。IARホームページの「Chip manufacturer (チップメーカー)」ボックスを選択します。次に、「Please select chip manufacturer (チップメーカーを選択してください)」ドロップダウンボックスからMaxim/Dallas Semiconductor (マキシム/ダラスセミコンダクタ)を選択し、OKボタンをクリックします。新規ページにハイパーリンクが表示されます。「IAR Embedded Workbench for Maxim MAXQ」をクリックします。別のページにハイライトされたDownload (ダウンロード)ボックスが表示されます。「30-day evaluation version (30日間の評価バージョン)」を選択します。製品登録ページが表示されます。IAR Embedded Workbench for Maxim MAXQのダウンロードを開始するには、このページで製品登録を完了してください。ダウンロードされた評価バージョンは、30日間使用することができます。この期間以降も使用する場合は、永久ライセンスを購入する必要があります。

これでIARツールセットがインストールされました。インストールしているMAXQ7665の固有ファイルには、次の各ファイルが含まれます。
    a) Configフォルダ:
            maxq7665_A64K.ddf        
            maxq7665_A128K.ddf
            lnkmaxq7665_A64K.xcl
            lnkmaxq7665_A128K.xcl
            lnkmaxq7665_cbl_A64K.xcl
            maxq7665.hex
            maxq7665.sfr
    
    b) Config/Devicesフォルダ:
            maxq7665_A64K.menu
            maxq7665_A128K.menu
            maxq7665_cbl_A64K.menu
    



    c) Includeフォルダ:
            iomaxq766x.h
    
MAXQ7665 EV Kit (MAXQ7665のEVキット)フォルダを、EVキットのクイックスタートCDのsrcディレクトリから、デフォルトディレクトリの C:\Program Files\IAR Systems\Embedded Workbench 4.0 Evaluation Version\MAXQ\src にコピーするか、またはIARツールのインストール先パスにコピーしてください。

ハードウェアのインストール

MAXQ7665のEVキットをAC電源アダプタに接続します。RS-232シリアルポートケーブルをPCからEVキットのPC RS232 JTAGとラベル貼付された DB-9コネクタに接続します。

IARのワークスペース

ファイル構成のためのIAR構造には、プロジェクトのワークスペースが必要です。このスペースは、個別のタスクのCおよびアセンブリソースファイルを格納することができます。各プロジェクトは、個別にコンパイル、デバッグ、実行することが可能です。以下の図1は、MAXQ7665のEVキットのワークスペースと格納された各プロジェクトを示しています。詳細については、IAR Embedded WorkbenchアプリケーションのHelp (ヘルプ)メニューの下のIAR Embedded Workbench User's Guide (IAR Embedded Workbenchユーザガイド)を参照してください。

Figure 1. This workspace for the MAXQ7665 lists the projects contained in the software.
拡大図

図1. MAXQ7665のこのワークスペースはソフトウェアに含まれるプロジェクトを一覧表示しています。

IARプロジェクトオプションの設定

プロジェクトオプションは、ワークスペースのプロジェクトごとに設定する必要があります。新しいプロジェクトが追加された場合、そのオプションを設定する必要があります。このEVキットに含まれるサンプルプロジェクトにはすでにそれぞれオプションが設定されています。プロジェクトオプションを表示または変更するには、Overview (概要)画面でハイライトにしたプロジェクトを右クリックするか、または画面下部のプロジェクトタブをクリックして、プロジェクトを「アクティブ」にします。図1のように、プロジェクト名が太字で表示されます。次に、Project (プロジェクト)メニューに移動し、Options (オプション)を選択します。次のような画面が表示されます。図2のような各カテゴリのオプションを設定することができます。

Figure 2. The project options menu lets you configure settings for each project.
図2. プロジェクトオプションメニューで各プロジェクトの設定値を設定することができます。

サンプルプロジェクトに設定が必要となる可能性があるオプションは、JTAGシリアルポートのみです。JTAGを選択すると、図3のような画面が表示されます。この例では、PCからMAXQ7665のEVキットへの通信ポートとしてCOM1を使用しています。別のポートを使用するには、COM指定を適切なシリアルポートに変更してください。

Figure 3. Communication between the IAR toolset and the MAXQ7665 is set up through the JTAG interface.
図3. IARツールセットとMAXQ7665の通信はJTAGインタフェースを介して設定されます。

MAXQ7665のEVキットまたはターゲットアプリケーションの新規プロジェクトを作成するには、いくつかの重要なオプションを設定する必要があります。MAXQ7665のオプションのリンカおよびデバッガ設定は、特定のファイルを使用して設定されます。

IARのリンカオプション

Options (オプション)ウィンドウで、Linker (リンカ)カテゴリを選択し、Config (設定)タブを選択します(図4参照)。 XCL file name (XCLファイル名)セクションで、「Override default (デフォルトを無視する)」を選択し、configディレクトリの lnkmaxq7665_A64K.xclリンカファイルの場所を探します。

Figure 4. This screen lets you configure the linker options for a project.
図4. この画面ではプロジェクトのリンカオプションを設定することができます。

IARのデバッガオプション

デバッガオプションを設定するには、Debugger (デバッガ)カテゴリを選択します。「Device description file (デバイス記述ファイル)」(図5)に属する「Use device description file (デバイス記述ファイルを使用する)」を選択し、configディレクトリのmaxq7665_A64K.ddfファイルの場所を探します。

Figure 5. This screen lets you configure debugging options.
図5. この画面ではデバッグオプションを設定することができます。

サンプルプロジェクト

このEVキットのクイックスタートCDには、いくつかのサンプルプロジェクトが収録されています。サンプルコードは、MAXQ7665およびこのEVキットの各種機能を検証します。サンプルプロジェクトは、コンパイル、リンク、および実行が可能なプログラムです。ユーザは、ワークスペースおよびプロジェクトを作成した後に、サンプルプロジェクトからコードセクションをコピーして、アプリケーションを構築することができます。各サンプルプロジェクトの概要は、以下のとおりです。

ADC

このプロジェクトは、MAXQ7665のアナログ-ディジタルコンバータ(ADC)を設定するためのソフトウェアを備えています。ADCパラメータは、容易に変更することができ、割込みが使用された場合にADC_Convert_Int関数に渡すことができます。ADCデータは、変換が完了してデータが準備されると、割込みサービスルーチンに返されます。ADCポーリングが使用される場合、ADC_Convert_Poll関数をアンコメントします。ADCが変換を完了してデータが準備されると、ADC変換の値が関数に返されます。

CAN

CANプロジェクトは、CANコントローラをセットアップするためのソフトウェアを備えています。サンプルプロジェクトでは、グローバルCANパラメータを設定し、その後に、受信および送信メッセージセンタを設定します。動作を検証するために、CANコントローラは、CANデータを送信メッセージセンタから受信メッセージセンタに転送するautobaud (ループバック)モードで設定することができます。




DAC

このプロジェクトは、ディジタル-アナログコンバータ(DAC)を設定し、各DACから連続的な正弦波を生成するための関数を備えています。

LED Demo (LEDデモ)

このLED Demo (LEDデモ)プロジェクトは、LEDを駆動するMAXQ7665のポートビットの設定とクリアを行います。結果は、LEDを使った単純なトラフィック信号エミュレーションです。

Temp Conversion (温度変換)

MAXQ7665は1個の内部温度センサを備え、EVキットは2個の外部温度検出デバイスを備えています。この温度変換(Temp Conversion)プロジェクトでは、内部または外部温度を測定することができます。

Timers (タイマー)

Timers (タイマー)プロジェクトは、可変周波数およびデューティサイクルで8/16ビットPWMのタイマーの設定を検証します。また、タイマー0を使った1ms分解能の遅延タイマもあります。

UART

UARTプロジェクトでは、このEVキットはRS-232シリアルポートとインタフェースすることができます。MAXQ7665は、UARTパラメータを設定して、シリアルデータ交換を制御します。

電圧モニタ

Brownout Monitors (ブラウンアウトモニタ)プロジェクトは、ブラウンアウトモニタ検出回路の機能と使用方法を検証するためのソフトウェアを備えています。このプログラムは、ブラウンアウト割込みの電圧スレッショルドを設定します。割込みサービスルーチンのブレークポイントは、試験中の電圧の希望するブレークポイントに移動することができます。次に、ユーザは、EVキットPCB上のスイッチを押して、希望するブラウンアウト割込みを発生させます。

IAR Embedded Workbenchの起動

IARツールセットを起動します。File (ファイル)メニューで、Open Workspace (ワークスペースを開く)を選択し、C:\Program Files\IAR Systems\Embedded Workbench 4.0\MAXQ\src\MAXQ7665 EV Kitディレクトリに移動するか、またはソースファイルのインストール先ディレクトリに移動します。MAXQ7665 EV Kit.ewwワークスペースファイルを選択し、クリックして開きます。

この選択によって、いくつかのプロジェクトを含むMAXQ7665のEVキットのワークスペースが開きます。MAXQ7665 EV Kit LED Demo (MAXQ7665のEVキットのLEDデモ)タブの場所(ウィンドウ下部。右クリックする)を探し、MAXQ7665 EV Kit Led Demo-Debug (MAXQ7665のEVキットLedデモ:デバッグ)をハイライトにします。右クリックして、まだ設定(画面で太字表示)されていない場合は、Set as Active Project (アクティブプロジェクトに設定)を選択します。

もう一度右クリックし、Options (オプション)を選択します。プロジェクト設定はここに格納されて保存されます。シリアルポートを設定する必要があることに注意してください。JTAGを選択します。COM Port (COMポート)の下で、使用するシリアルポートを入力します(COM1を使用しない場合)。単にポートの番号でなく、COM#を使用する必要があることに注意してください。また、RS-232ポートが付属していないラップトップもありますが、USB-RS-232コンバータを使用することができます。

Project (プロジェクト)メニューで、Rebuild All (すべてリビルド)を選択します。すべてのファイルが正しく格納されている場合、メッセージボックスには、Errors: None (エラー:なし)およびWarnings: None (警告:なし)が表示されます。

上記の手順がエラーなしで完了したら、Project (プロジェクト)メニューに移動してDebug (デバッグ)を選択します。これによって、アプリケーションコードがMAXQ7665のEVキットにダウンロードされます。

アプリケーションファイルがダウンロードされたら、「main」ステートメントでデバッガが開始します。Debug (デバッグ)メニューでGoコマンドを押します。LEDがトラフィック信号をエミュレートします。

基本的なトラブルシューティング

MAXQ7665のEVキットとの通信時にエラーメッセージが表示された場合、IAR Embedded Workbenchを閉じて開き直す必要があります。IARを再起動しても問題が解決しない場合は、RS-232ケーブルをEVキットから抜き、電源を一度切ってからすぐ入れ直して、EVキットをリセットします。次に、RS-232ケーブルを再度接続して、電源を入れ、IARツールセットを開きます。それでもIARがMAXQ7665のEVキットと通信することができない場合は、以下の高度なトラブルシューディングセクションを参照してください。

高度なトラブルシューティング

このセクションでは、RS-232接続によるMAXQ7665のEVキットにマキシムのデバッグ用Microcontroller Tool Kit (MTK)をインストールして使用するために必要な各手順について説明します。MAXQ7665のEVキットにIAR Embedded Workbenchをダウンロードすることができない場合、デバッグが必要となる場合があります。

必要なハードウェアおよびソフトウェア

  1. RS-232ポート対応のWindows® PC
  2. MAXQ7665のEVキット
  3. MAXQ7665のEVキットインストールCD
  4. 12V出力のAC-DCコンバータ
  5. DB-9/DB-9 RS-232ケーブル

ソフトウェアのインストール

MAXQ7665のEVキットのインストールCDのMTKディレクトリに、MTKユーティリティが収録されています。MTKアプリケーションをインストールするには、SETUPEX.exeファイルを実行します。

ハードウェアのインストール

MAXQ7665のEVキットをAC電源アダプタに接続します。RS-232シリアルポートケーブルを、PCからEVキットのPC RS232とラベル貼付された DB-9コネクタに接続します。

MTKユーティリティの起動

アプリケーションがインストールされたら、アプリケーションを開き、ドロップダウンメニューからDS89C430を選択します。DS89C430は、PCのRS-232ポートとMAXQ7665のJTAG接続との通信に使用されるデバイスです。

MTKオプションの設定

Options (オプション)を選択し、Configure Serial Port (シリアルポートの設定)を選択します。使用するシリアルポートを入力して、115,200ボーの速度を設定します。また、「Toggle DTR on connect/disconnect (接続/切断時にDTRをトグルする)」、「Save working directory on exit (終了時に作業ディレクトリを保存する)」、および「Save COM Port Settings on Exit (終了時にCOMポート設定を保存する)」を選択します。

MAXQ7665のEVキットと接続

ターゲットを選択し、「Open COMx at 115200 baud (115200ボーでCOMxを開く)」を選択します。この場合、xは上記のOptions (オプション)から設定されたシリアルポートを意味します。キーボードのEnterまたはReturnを押して、RS-232インタフェースをテストします。Enterが押されるたびに、MAXQ7665のEVキットが応答してプロンプト文字「>」が表示されるはずです。この手順が正しく機能している場合、EVキットのマイクロコントローラがEnterを認識し、入力を待機していることを示します。この手順が正常に機能しない場合は、以下のNo Prompt (プロンプトなし) セクションを参照してください。

MAXQ7665のデバッグエンジンと接続

MAXQ7665のステータスを判定する単純な方法として、すべての内部レジスタをGet (取得)する方法があります。Getコマンドは、いくつかの基本コマンドをデバッグエンジンに送信して、MAXQ7665にすべての内部レジスタを返させます。使用されるコマンドは、クイックスタートCDのMTKディレクトリに収録されたprotocol.txtファイルに含まれています。すべてのレジスタを「Get (取得)」するには、以下の各コマンドを使用します。MTKは大文字と小文字を区別するため、必ず、大文字(CAP)を使用してください。カッコ内にコメントが示されています。

>I (デバッグエンジンを初期化し、Enterを押します。)
>D (デバッグバックグランドモードに移行し、Enterを押します。)
>E (デバッグモードに移行し、Enterを押します。)
>G (すべてのレジスタを取得し、Enterを押します。)

MAXQ7665が正しく機能している場合、応答して図6のようなレジスタマップが表示されます。レジスタは、モジュール0 レジスタ0から開始して、モジュール0 レジスタ1のように続くことに注意してください。また、各コマンドを1行にまとめることができることも注意してください。たとえば、>IDEGは同じ結果を生成します。

Figure 6. If the MAXQ7665 is configured correctly, the register map should start with Module 0, Register 0.
図6. MAXQ7665が正しく設定されるとレジスタマップはモジュール0 レジスタ0から開始します。

上記のレジスタマップから、モジュール0およびインデックス0のM[00,00]からの1番目のレジスタは、ポート0出力レジスタ(PO0)です。このレジスタのパワーオンリセット(POR)値は、0x3Fで有効です。また、次の2つのレジスタは、ポート1 M[01,00]およびポート2のM[02,00]出力レジスタで、これらのPOR値は0xFFで、これも有効です。

図6のようなレジスタマップを取得せず、代わりに図7のようなレジスタマップを取得した場合、SW10を押して開放することによって、MAXQ7665をリセットします。この操作が完了したら、IDEGコマンドを繰り返します。図6のようなレジスタマップが取得されます。図7のようなレジスタマップも、デバッグエンジンの許容可能な状態であることに注意してください。

Figure 7. Alternate Get register map.
図7. 別のGetレジスタマップ

前の各手順が成功した場合、PCからマイクロコントローラ上のJTAG、MAXQ7665のデバッグエンジンへの通信リンクが正しく機能します。MTKの通信ポートを閉じて、MTKアプリケーションを終了することができます。これで、IAR Embedded Workbenchは、コードをダウンロードして、MAXQ7665のEVキットのアプリケーションコードをデバッグすることができるようになります。

デバッグエンジンのステータス

デバッグエンジンは、上記のデータとともにそのステータスも返します。たとえば、1番目のレジスタのM[00,00]は003F:03です。左側の4文字は、16進値です。返されるデータは常に、レジスタサイズに関係なく、16ビットワイドです。この例では、1個のコロン(:)と03があります。03は、ホストとデバッグエンジンの間のハンドシェーキングです。この場合、03はデバッグが有効であることを示します。設定可能なステータスは、下表のとおりです。

ステータス 状態
00 デフォルト状態。バックグランドモードまたはデバッグエンジンが非アクティブ(リセット時のMAXQ7665)
01 デバッグアイドル。ホストからのデータ受信を待機(ダウンロードおよびデバッグを待機)
02 デバッグビジー。デバッグエンジンは、有効データなしでビジー(パスワードロック状態)
03 デバッグ有効。デバッグエンジンは有効データでビジー(ダウンロードおよびデバッグを待機)

トラブルシューティング

上記のアクションが正しく機能しないか、または上述以外の結果が取得された場合、以下の方法も試してみることができます。

プロンプトなし

MAXQ7665のEVキットからプロンプトが返されない場合、EVキットからRS-232ケーブルの接続を切断し、DC電源プラグを抜きます。次に、RS-232ケーブルとDC電源プラグをもう一度接続します。必要に応じて、この手順を繰り返します。また、Options (オプション)メニューのシリアルポート選択が、使用するポートに正しく設定されているかどうかも確認してください。利用可能なシリアルポートを表示するには、以下のアプリケーションを実行します。コントロールパネルのSystem (システム)アプリケーションを開き、Hardware (ハードウェア)タブを選択します。Device Manager and Ports (COM & LPT) (デバイスマネージャおよびポート(COM & LPT))を選択すると、利用可能なシリアルポートの一覧が表示されます。

無効データ:デバッグビジー

ときどき、IDEGがデバッグエンジン状態として:02を含むようなデータを返す場合があります。この値は通常、MAXQ7665に対しパスワードがロックされ、フラッシュの消去が防止され、IAR Embedded WorkbenchからMAXQ7665への通信が防止されていることを示します(図8参照)。

Figure 8. An :02 on the IDEG screen indicates a locked password for the MAXQ76665.
図8. IDEG画面の:02はMAXQ7665に対するパスワードロックを示します。

MAXQ7654のフラッシュの消去

MTKインタフェースは、MAXQ7665のフラッシュを消去するために使用することができます。消去に必要な手順の詳細は、図9のとおりです。

Figure 9. Screen shows the steps to erase the MAXQ7665's flash memory.
図9. 画面はMAXQ7665のフラッシュメモリを消去する手順を示しています。

>I (Iを入力します。デバッグエンジンを初期化し、Enterを押します。)
$ (デバッグエンジンが応答します。)
>L (Lを入力します。ブートストラップローダに移行し、Enterを押します。)
r R r (ローダが応答します。)
>00 (00を入力します。Enterを押します。)
0000:00 (ローダが応答します。)
>02 (02を入力します。フラッシュを消去し、Enterを押します。)
0000:02 (不成功の場合、デバッグエンジンは引き続きbusy (ビジー)を応答します。)
003E:03 (デバッグエンジンがデバッグ有効を応答します。フラッシュが消去されます。)

フラッシュメモリを消去する上記の手順が成功しない場合、手順全体を繰り返してください。DC電源を取り外し、リセットスイッチを押したままにし、上記のコマンドを入力してください。消去に成功したら、上述のIDEGコマンドを使用し、すべてのレジスタを正しく「Get (取得)」することができます。これで、IAR Embedded Workbenchはアプリケーションコードをダウンロードすることができるようになります。

サポート

アプリケーションエンジニアは、MAXQ7665のEVキットのサポートを利用することができます。電子メールサポートをご希望の場合は、マキシムのサポートセンターまでお問い合わせください。北米マキシムの場合は、フリーダイヤルの(800) 998-9872までお問い合わせください(英語のみの対応となります)。

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