アプリケーションノート 3751

DS185XEVKITでファイルタブを用いてデバイスのプログラムを組む方法

筆者: Hrishikesh Shinde

要約: DS185xの評価キット(DS185XEVKIT)とその関連ソフトウェアを使うと、それらのI²Cシリアルインタフェース経由でDS185xファミリのデバイスのプログラムを組むことができます。DS185xのデバイスはEEPROMを内蔵しており、デバイス設定の構成に、多目的メモリとして、また校正用の参照テーブルとして使用されます。テーブルのプログラミングを容易にするために、ソフトウェアのFileタブで、ユーザーが正しくフォーマットされたテキストファイルをメモリにアップロードさせるようにします。このアプリケーションノートは、DS185XEVKITのソフトウェアのこの機能を使うときに、参照テーブルに必要なフォーマット形式や気をつけなければならないその他の注意事項を説明しています。

DS185XEVKITソフトのファイルタブ

図1は、DS185x評価キット(DS185XEVKIT)ソフトウェアのFileセクションを図示しています。デバイスをプログラムするには、Gen TemplateFill Deviceボタンを使用します。Gen Templateボタンは、マイクロソフトのエクセルか他の表計算プログラムを導入して最初にテンプレートを生成するために使用します。この導入されたファイルは修正したり保存したりすることができ、またFill Deviceボタンを使えば、デバイスに後でアップロードすることができます。

図1. DS185XEVKITソフトウェアのFileタブ
図1. DS185XEVKITソフトウェアのFileタブ

Gen Template (テンプレート作成)

Gen Templateボタンは、メモリテーブルのプログラムに使用するテキストファイルのテンプレートフォーマットを提供します。このボタンは、ユーザーがデバイスをプログラミングための新しい設定値を作成したいときに、いつでも使用することができます。Gen Templateを実行すると、このプログラムは、ユーザーにテンプレートファイルを保存するようにファイル名や場所の入力を聞いてきます。。このテンプレートファイルはタブで区切られたテキストファイルで、ユーザーがメモリテーブルのプログラミング用に使用する実際のファイルをどのように作成し始めるかを示しています。デフォルトのファイル名はDS185xTemplate.txtで、各テーブルは、テキストファイル内に個別のセクションを持っています。Microsoft™のエクセルでテンプレートファイルを開きます。

プログラミング用にエクセルファイルを修正

表計算シートが要求どおりに読み取れるまで、エクセルファイルの内のデータを加工します。1つのルックアップテーブルのみをプログラムしたい場合には、未使用のテーブルを削除します。このプログラムは、メモリのプログラム用に十進法の数値を使います。ルックアップテーブルについては、全体のテーブルをプログラムする必要があります。他のテーブルについては、プログラミングは、一度に1バイトで実行できます。テーブルの内容が正しければ、テキストファイルとしてこのファイルを保存します。

フィルデバイス(デバイスにプログラムを設定)

Fill Deviceボタンを押します。ダイアログが、テキストファイルの場所と名前の入力を促します。前のステップでテキストファイルとして保存したファイルに移行してそれを選択し、OKを押します。プログラムは、ファイルを解析し、矛盾がないか一度に1行を読み、そして、読み取ったとおりテキストを小文字に変換します。この解析は最初のラインから始め、最初の「タグ」が見つかるまで、各ラインをコメントとして扱います。タグは、テキストファイル中の全てのラインの初めに現れ、そのタグはコメントか正当な入力であるかどうかの確認が出来るようにします。。下の図2は、タグのリストを示しています。

図2. テンプレートファイルで使用可能なタグ。
図2. テンプレートファイルで使用可能なタグ。

「;」で始まるすべてのラインはコメントで、無視されます。ユーザーは、プログラムされたくないテーブルをコメントにしておくことができます。Main DeviceとTable 1は、テンプレートファイルでコメントされます。従って、Tableをプログラムするには、プログラムされるレジスタ用のTableタグとラインについては『非コメント』にします(すなわちラインの初めの「;」を削除)。

本解析はコメントがないタグを読み、テーブル番号で始まるテキストを読むと、個々のテーブルの初めを認識します。例えば、Programming Table 3は、タグのTable 3で始まります(図2を参照)。このテーブルインジケータの後に、デバイスでテーブルをプログラミングするために、指定のフォーマットにおける数値データを捜し始めます。テンプレートファイルに示されているように、データは、以下のフォーマットを持っている必要があります:

アドレスデータコメント領域

本解析はは、AddressとDataのみを取り扱い、数値データが個々のテーブルの制限を満たすかどうかを理解するために調べます。データがテーブルの必要条件を満たさないと判断すると、エラーを示します。

解析中に非数値データまたはキャリッジリターンを見つけるとすぐに、個々のテーブル用のプログラミングが行われるとみなします。それから新しいテーブル(対応するテーブルインジケータによって示される)の初めか、制御を主なプログラムに戻すファイルの終わりのいずれかを探し始めます。プログラムは、状態ウインドウに実行したことを報告し、エラーが発生しなかったということを確認するためにチェックされます。エラーコードと対応するエラーは、下の図3に用意されています。

図3. 入力データがテンプレートパラメータを満たさないときに発生し得るエラーコードとエラー。
図3. 入力データがテンプレートパラメータを満たさないときに発生し得るエラーコードとエラー。

* エラーコードのxは、特定のテーブルを参照することに注意してください。下の図4は、異なるテーブルとその対応するxの値を示します。

図4. xの値に対応するテーブル。
図4. xの値に対応するテーブル。

1つの値のみが検索テーブルで変更されなければならない場合でも、ユーザーは、全体のテーブルがプログラムされることを確実にしなければなりません。個々のバイトは、配列に使われる他のテーブル用にプログラムすることができます。

DS1856用のテーブルは異なった方法で命令され、データシートに説明されています。このプログラムは、DS1856用に別のテキストファイルを生成し、そのテーブルのプログラムを組むために使用できます。

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