あなたはどのタイプのアナログヒーロー?

2018年4月25日

筆者:nanoMan
ゲストブロガー、マキシム・インテグレーテッド 


性格診断テストをやってみたことがありますか?ホグワーツでどのクラスに属するか教えてくれたりするものです(私はレイブンクローでした)。あるいは、ゲーム・オブ・スローンズだとどのキャラクターに相当するか(こちらの結果は、ちょっとここには書けません)。私は長時間かけて世界中を旅行し、エンジニアにnanoPower技術の素晴らしさについて教えています。そのため、空港で長い時間を過ごすことになるのです。

最近の旅行中に、私たちエンジニアにぴったりのちょっとした診断テストを見つけました。あなたはどのタイプのアナログヒーローでしょう?

アナログICは、多くの設計にとって信頼すべきビルディングブロックです。しかし、この診断テストを知るまでは、それらをヒーローとして考えたことはありませんでした。結局のところ、もし監視回路ICがなかったら、システムが適切に動作していることをどうやって確認することができるでしょう?インタフェースICがなかったら、システムはこれほど多くのプロトコルで伝送される多種多様な信号をどうやって処理すればよいでしょう?

さらに私は、このことをもう少し深く考え始めました。設計に組み込むのに最適な部品を決定し、そのすべてを協調動作させるあなたがいなかったら…そう、設計そのものが成立しません。ICだけがヒーローではなく、あなたもその1人なのです。

この診断テストは、監視回路IC、インタフェース、センサー、およびタイミングという、4つの一般的なアナログICのタイプをカバーしています。あなたはどのタイプのヒーローでしょう?

監視回路IC:几帳面で、先見の明がある辣腕家

あなたの上司が誰か複雑なプロジェクトを担当してくれる人を必要としているとき、まずあなたのところにやって来ます。あなたは常に多忙ですが、人と仕事を管理・調整するあなたの能力が発揮されます。あなたはプロジェクトの最新状況を常に把握し、予定通り進捗していることを確認します。そしてここぞと言うときに重要な決断を下します。まるで自分のことのようですか?それなら、あなたは監視回路ICタイプです。

それと同様に、監視回路ICはマイクロコントローラ、FPGA、ASIC、および設計に含まれるその他の制御部品の電圧レベルを監視します。これらは何と言ってもボードの頭脳なので、有効な電圧レベルを供給し、適切な動作を確保する必要があります。起動時に、監視回路ICはプロセッサが次のステップに進む前に電圧が許容レベルであることを確認します(そのとおり、頭脳にさえ、それを監督するものが必要です)。動作中は、何かがオフになったことをICが検出すると、マイクロプロセッサはリセットを促すアラートを受け取ります。

このカテゴリには、他にもプッシュボタンコントローラやシーケンサなど、システムプロセッサがより効果的に動作するために役立つ有用な部品があります。監視回路を内蔵することは、電力や複雑さをあまり増大させることなく簡素なハードウェア保証の層を設計に追加するための優れた方法です。それによって、あなたもヒーローと呼ばれることになるでしょう。

監視回路IC

インタフェースIC:人を惹き付ける、外向性の強いキーパーソン

あなたは常にパーティを盛り上げるので、誰の招待客リストにも載っています。あなたは人と一緒にいることで元気になります。大勢いる友だちはあなたの外交的見解を高く評価しているので、あなたにアドバイスを求めてきます。複数の人とテキスト、ツイート、スナップチャット、メッセージなどのやり取りをしていないと、あなたは閉塞感でおかしくなってしまうでしょう。これがあなたを正確に表しているなら、あなたはインタフェースICタイプです。

あなたと同様、実際のインタフェースICはさまざまな信号を扱います。車載サブシステムを設計する場合、各システムは同じ通信バス上で動作しますが、それぞれに異なる優先順位も備えています。プロトコル別のリドライバおよびイコライザは、リンク性能とシステム信頼性を強化します。信号変換の他に、インタフェースICは相互接続、電圧保護、電流保護、および電気的絶縁に使用されます。

インタフェースIC

センサー:信頼があり、直感力に優れ、心の知能指数が高い人

あなたは言われなくてもすべきことがわかる人です。直感力の他にも、仕事に対する忠誠心が非常に高く、極めて信頼が置けます。時には少し気まぐれで短気なこともありますが、もちろんそれを責めるつもりはありません。それもセンサーの特性の一部です。

そしてセンサーは設計の「礎石」です。誠実で、揺らぐことがなく、あらゆる面で強固です。過酷な環境に配置されるシステムの場合、温度センサーはボードが過熱しないことの確保に役立ちます。オペアンプと電圧リファレンスは、信号の測定時により高レベルの信号完全性を提供してくれます。電流検出アンプは消費電力を監視し、過電流や低電流が発生しないことを確保します。コンパレータは、ウェアラブルなどの機器のバッテリがその出力範囲内で動作することを確保します。

センサーIC

タイミングIC:時間に正確、予測可能、非常に几帳面

ようそろ(針路を保て)、それがあなたです。あなたはルーチンワークがまったく気になりません。たぶん、非常にきちんとした性格なので、何かにペースを乱されるのがいやなのでしょう。あなたは単独で作業するのが好きで、周りの人はあなたがやると言ったことを言ったとおりのタイミングでやると信頼しています。あなたはそんなタイミングICタイプです。

あなたと同様、タイミングICは予測可能な形で必要な作業を行います。リアルタイムクロック(RTC)を考えてみましょう。それらは最初からマイクロコントローラに内蔵されているので、多くの人はディスクリートのRTCを設計に組み込むことは考えないかも知れません。しかし、堅牢性を必要とするシステムで、マイクロコントローラのクロックが乱れるような環境で使われるとしたらどうでしょう。たとえば砂漠やツンドラです。そんなとき、たとえ温度の変動幅が広い場合でも、RTCはシステムの精度を強化することができます。MEMS発振器を内蔵したRTCは、より敏感な水晶発振器がないためさらに堅牢です。MEMS発振器は温度補償によって高精度を実現し、衝撃や振動に対する耐性があります。また、水晶発振器より小型で、消費電力が非常に少ないため、たとえばファクトリーオートメーション機器やウェアラブルなどに最適です。

タイミングIC

さっそく診断テストを試してください

さあ、今すぐアナログヒーロー診断テストを受けて、自分がどのタイプに当てはまるか調べてください。試してみたいはずです。そして他にもマキシムからアナログ設計のリソースが提供されているのでご覧ください。