ニュースリリース

Maxim、IoTアプリケーションの部品コストを最大33%削減するBLE 5.2内蔵超低電力デュアルコア・マイクロコントローラを発表

MAX32666はワイヤレス接続を備え、コイン電池動作機器のバッテリ寿命を延長、サイズを小型化

カリフォルニア州サンノゼ—2020年7月21日 — Maxim Integrated Products, Inc. (NASDAQ:MXIM、以下Maxim) は、ワイヤレス接続、コイン電池動作のモノのインターネット (IoT) 製品の部品表(BOM) コストを1/3削減するとともに、スペースとバッテリ寿命の節約を可能にするマイクロコントローラMAX32666を発表しました。この超低電力デュアルArm® Cortex®-M4 MCUは、浮動小数点ユニット (FPU) およびBluetooth Low Energy 5.2 (BLE 5.2) を内蔵し、堅牢なメモリ、セキュリティ、通信、電源管理および処理の各機能を組み込むことにより、従来は複数のMCUによって処理されていた機器の制御を実行し、バッテリ寿命を延長します。

IoTアプリケーションがより高度化するにつれて、より多くのMCUがシステムに必要となります。通常、これらの高度なシステムには、アプリケーションの処理を行う専用プロセッサ、センサーハブとして機能するもう1つのプロセッサ、ワイヤレス接続機能を処理する個別のスタンドアロンBLEマイクロコントローラ、そして多くの場合、MCUへの電源電圧を効率的に供給するパワーマネージメントIC (PMIC) が含まれます。しかし、複雑化が進んでいるにも関わらず、より小型化と長いバッテリ寿命が求められるIoTアプリケーションにとって、この方法が長く続かないことは明らかです。

MAX32666 MCUは、Maximのスマートで豊富な機能を備えたDARWIN MCUファミリに追加された最新製品です。従来のアーキテクチャとは対照的に、このMCUは形状および設計実装面積を削減し、現在のIoT機器の設計で使用されている最大3つのソケットを統合することによってBOMコストの低減を可能にします。このデュアルCortex-M4F MCUは複雑な関数の効率的な演算を提供し、最大96MHzで動作するため、最も近い競合製品と比較して処理速度を50%高速化します。個別のPMICの代わりに、MAX32666は単一インダクタ、マルチ出力 (SIMO) レギュレータを内蔵し、小型バッテリアプリケーションの寿命を延長します。このMCUは、BLE 5.2を備え、最大2Mbpsのデータスループットおよび長距離 (125kbpsおよび500kbps) に対応し、+4.5dBmのトランシーバ出力パワー (最小-95dBmまで設定可能) を提供します。また、このデバイスは信頼保護ユニット (TPU) および楕円曲線デジタル署名アルゴリズム (ECDSA) 用の大規模演算高速化によってアプリケーションをサイバーセキュリティの脅威から保護します。このICのハードウェアアクセラレータはAES-128、192、256暗号を提供し、TRNGシードジェネレータおよびSHA-2アクセラレータはセキュリティを強化します。さらに、このデバイスはセキュアブートローダによってIPファームウェアを保護しています。MAX32666は、最大1MBのフラッシュメモリと560KBのSRAMという非常に大容量の内蔵メモリを備え、オプションの誤り訂正符号 (ECC) によって最も堅牢なアプリケーションを実現するとともに、複数の高速ペリフェラルを備えています。効率的な動作によりコードスペースの不足なくより大量のデータの管理およびより大規模なアプリケーションへの対応が可能で、そのすべてをクラス最高の電力プロファイル内で提供します。

主な特長

  • 信頼性:フラッシュ、SRAM、キャッシュメモリに内蔵したECCによってビット反転エラーを防止し、堅牢性をさらに向上
  • 低コスト:FPU内蔵デュアルCortex-M4 (96MHz)、専用スタックコアを備えたBluetooth無線、パワーマネージメント、セキュリティ、および大容量メモリ (フラッシュ:1MBとSRAM:560KB) をひとつのICに統合することでBOMコストを削減
  • 基板スペースの節約:小型実装面積のWLP (3.8mm x 4.2mm)に複数の機能を統合
  • 低電力:低アクティブモード電力によってコイン電池機器のバッテリ寿命を維持、動的電圧スケーリングの提供によってアクティブコア消費電力を最小化、キャッシュメモリで実行時、27.3μA/MHz (3.3V) を実現、複数のパワーダウンモードによってバッテリ寿命の延長に対応、最低電力モードで1.2μA (3.3V) を実現

コメント

  • OmdiaのIoT部門主席アナリストであるJulian Watson氏は次のように述べています。「IoT機器は、(2015年から) 2030年まで年平均成長率12%で増加すると予想され、800億台以上に達する見込みです。この成長率を維持するための重要な要素は、これらの機器に機能を追加し続けることと、効率を向上させ、エンドユーザーに価値と便利さを認識させることです。Maximは新しいDARWINマイクロコントローラファミリによってIoTの普及、促進を目指しています」。
  • Maximのマイクロ、セキュリティ、およびソフトウェア事業部門エグゼクティブディレクターであるKris Ardis (クリス・アルディス) は次のように述べています。「マイクロコントローラをあらゆるIoTアプリケーションに追加し続けることは可能ですが、頻繁な電池交換はエンドユーザーの便利さに反します。ウェアラブル技術の省電力の特長をより広範なIoTアプリケーションに適用することによって、この新しいプロセッサファミリは電池交換の回数を減らし、性能を向上させます」。

供給体制および単価

  • MAX32666GWPBT+はMaximのウェブサイトで提供され、単価は5.22ドル(1000個以上、FOB USA)です。正規販売代理店からも提供されます。
  • 評価キットのMAX32666EVKIT#が利用可能で、Maximのウェブサイトで提供され、単価は157.50ドルです。

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